原毛に付着している極小のゴミや不純物を取り除きます。
これらがきれいに除かれないと、長い間使用している間に不純物が腐敗し、バクテリア菌が発生する原因となります。
河田フェザーの工場がある明和町は伊勢平野に属し、年間を通して雨が少ない上に、冬期には鈴鹿山麓から「鈴鹿おろし」という空っ風が吹くため、非常に乾燥しやすい地域です。そのため、この地域では大根やひじき、松阪木綿の天日干しが盛んに行われています。また、羽毛は湿度が高いと羽枝が閉じてしまいほこりがとれないため、この地域の気候は羽毛に付着したほこりをとるのに最適なのです。
羽毛製品から取り出した羽毛を洗浄処理します。洗浄には世界最大規模の最新型羽毛専用洗浄ラインを使用しています。ドラムの動き、水流の強さ、洗剤量はコンピューターによって緻密に管理され、羽毛の細部の汚れを徹底的に取り除きます。
また、洗浄に用いる超軟水の温水は通常の水より浸透率が高く、殺菌効果も得られるので安心です。
羽毛の洗浄には、超軟水である大台山系の地下水を使用しております。
軟水はカルシウム、マグネシウムなどのミネラルの含有量が少ない水で、4ミクロンという羽毛の細かい小羽枝の中にも水の分子が入り込み、細かなヨゴレを取り除いてくれるのです。
乾燥させることで濡れて閉じてしまった羽を開かせます。乾燥には特殊高圧乾燥機を使用し、蒸気圧を高め、150℃で高温乾燥することで揮発性の臭いを飛ばし、羽毛に付着していた雑菌を完全に死滅させます。また、乾燥された羽毛はダウンとフェザーに選別されます。
河田フェザーのリサイクル羽毛は、ホコリ・不純物が少なくとてもキレイであり、殺菌も行なっておりますので、大変衛生的です。他社製品と比べると、その違いは歴然です。